これ以上ないくらい、高精度な基礎がここにあります。

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長持ちする家 研究家 瀬﨑です。

今回は基礎について。
基礎工事は重要な管理項目がいろいろあるのですが、一番管理が難しいといっていいのが、
「基礎の天端レベル」です。
簡単に言うと、基礎が水平にできあがるようにチェックするということです。

なぜ、管理が難しいかというと、コンクリートが固まる過程で高さが変わってしまうからです。

一般的な基礎コンクリート打設工事における天端調整の流れを説明します。

①コンクリート打設時に、事前につけておいた目印を頼りにして、コンクリートをおおまに流し込みます。コテで抑えて、できるだけ目印のラインに近づけます。
(この時点で、できるだけ水平になるようにしておくと後の作業が楽になります。)

②次の日に「レベラー材」という、ペースト状のモルタルを流し込んで、自然に水平になるのを待ちます。
最も、重要なのは、レベラー材の配合です。
水量が多いと、硬化する際にそれだけ、蒸発する量も多くなりますので、収縮します。つまり、流し込んだ時の高さよりも低くなります。

逆に、水量が少なければ、どろどろしますので、水平になる前に、止まってしまうおそれがあります。また、収縮もあまりしません。 この場合、高さがあまり変わりません。

一度に、基礎全体のレベラー材は配合できませんので、何度かに分けることになります。
同じ配合で作るという几帳面さが求められます。

次に重要なのが、レベラー材を一度に流す範囲・量です。

これが均一でないと、高さがそろいません。
一度に流しすぎると、その部分だけ密度が濃くなってしまい、水平になる前に止まってしまいます。また少なすぎると、作業がはかどりません。かといって急ぐと、流しすぎてしまう・・・

これは、経験が必要です。
正直、私はどのぐらいが適量かわかりません。

ここは職人さんを信じるしかありません。

それでも、レベラー材が完全に固まって、天端の水平を測って見るまでは、
なんとも言えません。
恥ずかしい話、ちゃんと管理できたかが、わからないのです。

結果が悪ければ、 調整材使用したり、場合によってはレベラーの表面を削って、水平を出します。できれば、調整材を少し使うぐらいで抑えたいのが本音です。

水平がでていない家は、引き戸を建付けがうまくいかない、床鳴りがするなどの影響がでます。もっとひどくなると、中にいると気分が悪くなる、窓が開かないなど、いわゆる欠陥住宅のイメージ通りの症状が出ます。

長くなりましたが、とにかく、基礎の天端レベル管理の難しさがわかって頂けましたか?

しかし、ここをしっかりやらないと、取り返しのつかない事になってしまうのです。

そんな、リスクから解放される方法が実はあります。

それは、「プレキャスト基礎 シグマベース」を採用することです。

シグマベースは工場生産された基礎です。
とにかく天端が水平です。

水平にしか、なるはずがないのです。

その秘密は工場にありました。

実際、私が、自分の目で見てきましたので、報告します。

兵庫県小野市にある工場です。↑
上の写真、わかりますか?
左側が鉄筋、右側が、石の模様のついた型枠です。
タイ焼きをイメージして下さい。
左側の鉄筋部分がしっかりセットされると、右側の型枠が左にスライドしていきます。
この間にコンクリートを流し込んで 基礎ができあがるわけです。

ちょっと、引きの写真です。↑
右側にあった型枠が左にスライドしてひっついています。
ちょうどその隙間にコンクリートを流し込んでいるんですね。

流し込んでいる様子を見ている私・・・↑

鉄筋がL型に曲がって、型枠の間から飛び出しています。

みなさん気づきましたか?

実は、この写真で見ている基礎、上下が逆さまなんですよ。
つまり、今見えてるコンクリートの底が、家のコンクリート天端になるんです。
底は水平に作ってあるので、天端が水平になるのは当たり前なんです。

できあがったプレキャスト基礎の天端です。↑

当然と言えば、当然ですが、水平です!!!

あの、難しい天端の調整が、あっという間です。

本当にいい商品だなと感心してしまいました。

もっと詳しく知りたい方は、資料請求窓口から、
小冊子「プレキャスト基礎 シグマベースの良いところ悪いところ」」をご請求下さい。
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